歯科医師の求人倍率は?

世の中はつねに需要と供給で成り立っています。
人手が足りていない職業ほど、求人倍率も高くなります。しかしその逆に人手が足りすぎている職業があります。

それが歯科医師です。

厚生労働省の発表によると、全国の歯科診療所は約六万七千カ所にものぼるそうです。



これは全国のすべてのコンビニエンスストアよりも多い数です。


コンビニでさえ、約四万店だといわれています。
いまの時代、どこに行ってもコンビニが目に入ります。

それを考えれば、どれほど歯科診療所の数が多いのかがわかります。
なぜこれほどまでに、異常な数の歯科診療所があるのでしょうか?それは昭和四十年代の第二次ベビーブームによる人口増加と、好景気による食生活の変化で、日本人のなかで虫歯が急激に増えたことが原因のひとつといわれています。つまり、この時代、多くの虫歯患者がいるからこそ、多くの歯科医師が必要だったのです。

国策としても、歯科大学をどんどん増やし、歯科医師の育成にも力を入れました。


とくに子供達には虫歯が多いので、ベビーブーム時代は患者の数も必然的に増えました。しかし現在、少子化も進み、小学校での虫歯対策も整えられ、それにともない、歯科診療所を訪れる子供達も減りました。

患者の数は減るいっぽうなのに、それとは関係なく、新しい歯科診療所は全校的にも増えていくばかりです。


かつてはお金持ちの印象が強い歯科医師ですが、意外にも現在、五人に一人は年収300万円台ともいわれています。



歯科医師業界のワーキングプア問題は徐々に深刻化しているのかもしれません。